諦めない大切さ 2019年9月9日

2019年2月7日~2月10日までフィリピンに不動産視察ツアーに行った時の起きた大事件の話です。

まず、写真左に写っているのは自分こと、田中将真です。
右側に写っているのは、Nさんという方です。
ちなみに顔出しはNGだったので顔は隠させてもらいます。
実際にツアーに行ったのは6~7人程度でした。
フィリピンに着き、お金の両替も終わり、宿泊予定のホテルに向かっている途中のタクシーの中で西さんが一人ソワソワしていた様子でした。
「Nさん、どうかしたんですか?」と尋ねると、「パスポートが見当たらないだけど~」Nさんはポケットの中や、カバンの中をガザガザと探していました。

海外に行ったことがある方なら1度は聞いたことがあると思いますがパスポートは命の次に大切な事です。
早急にパスポートを再発行しなければ日本に帰れない。
しかし再発行の手続きは日本大使館に行かなければ再発行できないが、到着したのが木曜の夜だったため、明日の金曜日に大使館に行く事にして、その日はホテルに向かいました。
現地の大使館では土日はパスポートの再発行ができないため、どうしても金曜中に作らなければならなかった。
通常日本国内でもパスポートを作るのに1週間は必要だ。
「やばい、1日じゃ無理だろ~」Nさんは諦めかけて言った。
「じゃあ、自分英語話せるんで今日一日くらい潰してもいいので一緒にパスポート作りに行きましょうよ」西さんに伝えると「え~1日で出来るわけないじゃん」Nさんは言ったが、「やるだけやってみましょう」僕が言うと、「じゃ~やってみよう」そう言って二人で一緒にパスポートを作る事になりました。

まず、パスポートの写真を撮るために写真屋さんに行って証明写真を撮りたいと伝えるとこの店では作れないと断られ、別の店を紹介されました。
その後紹介された店に行くと、そこでも出来ないと言われ、じゃ~どこで写真は出来るの~と考え、二人であたふたしていた所、中年の日本人とフィリピン人の夫婦に出会いました。
「どうかしましたか?」中年のおじさんが聞いてきたので、今までの経緯を話し、
「証明写真をこのお店で出来ると言われて来たんだけど、ここでは出来ないと言われたんですよ」と言うと、日本人のおじさんがお店の人にタガログ語で通訳をしてもらうとここで出来ると言う事がわかりました。
無事に証明写真も用意でき、その夫婦にお礼をして、次の難問日本大使館に向かいました。
残念ながら自分はNさんの付き添いなので入れません。
一人で退屈なので門の外で女性の警備員さんと自分の女性の好みやタイプ等について話しました。(笑)
そして、1時間くらいの時間がった時にNさんが戻ってきて、最後の難問immigration(イミグレーション)に差し掛かった時でした。
16時にimmigrationが閉まってしまうのに時間がもう15時55分「やばい、あと5分しかない」そう思いつつ、ここまで来たからにはあきらめるとこはできないと確信し最後の場所に行きました。
そして、その場所に二人が着くと、驚きの光景を目の当たりにしました。
それは窓口が10個以上有りながら窓口の受付全員が勤務時間内であるに関わらず全員がゲームをしている光景でした。
「なんだ、この連中は~~」と思ったが、とにかく窓口へ向かい手続きをしようとしたが、「もう時間が無いから今日は終わりだ」と言うような事を言われました。
しかし、まだ数分有るじゃないかと全力で頼み込んだら、しぶしぶやってくれて一件落着でパスポートの再発行が完了しました。

この事件で自分は本当の意味で「やり切ることを諦めない気持ち」の大切さ、に気づ事が出来ました。